ブルックナー 交響曲第7番2
たいこ叩きのブルックナー 交響曲第7番名盤試聴記
ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 2007年ライヴ
★★★★☆
一楽章、押したり引いたりしながら涼しげな第一主題。ガット弦を使用しているのでしょうか?ホルンやトランペットが激しく咆哮します。速いテンポで色んな楽器が入れ替わる第二主題。金管はどこでもかなり強く入って来て、少しうるさいくらいです。テンポは速く前へ進む力が強いです。コーダの金管の咆哮も壮絶で気持ち良いくらいに鳴り響きます。
二楽章、ワーグナーチューバの主要主題の後の弦が音の頭を演奏した後すぐに弱く演奏します。悲痛な叫びのような弦。Bはとても速いテンポでしなやかに揺れ動くような演奏です。この楽章でも金管はかなり激しく吹いています。クライマックスで打楽器は入りませんでした。とても動きのあるワーグナーチューバ。空を浮遊するようなホルンで終わりました。
三楽章、速めのテンポで弦も金管も鋭い響きです。この楽章でも金管が吠えてかなり激しいです。主部とは対照的におだやかな中間部はとても良く歌います。
四楽章、この楽章でも速いテンポの第一主題。颯爽と進む第二主題。第三主題はチェリビダッケとは逆にとてもテンポが速くなります。金管も良く鳴らしているのでとても快活な音楽になっています。コーダの前も強烈でした。コーダはトランペットがテヌートぎみに演奏しました。
今まで聞いたことのないような金管の強烈なブルックナーでした。弦も金管も鋭い響きで、今までのブルックナー像とは大きく違う演奏でしたが、この演奏はこれで楽しめました。
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ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団
★★★★☆
一楽章、速めのテンポで感情移入を極力抑えるような演奏です。第二主題も粘ることなくサラッと過ぎて行きます。とても誠実で清潔感に溢れた演奏です。かなりクレッシェンドする再現部終盤のティンパニ。整然としていますが、コーダは全開かと思えるほど金管が強く吹きました。
二楽章、無駄な表現が無く、切々と頑なに訴えてくるような感じの演奏です。Bに入る前のワーグナーチューバは不穏な空気が漂います。Bに入ってもテンポの揺れも無く厳格に進んで行きます。精緻な演奏には清涼感さえも感じます。クライマックスへ上り詰める堅固な足取り。そしてクライマックスで炸裂する金管ですが、これもとても統制が取れています。空から神が舞い降りるような美しいコーダのホルンでした。
三楽章、誇張の無い自然体の演奏ですが、吹き荒れる嵐のようなスケルツォ主題です。一転してとても穏やかな中間部です。主部の緊張から一気に開放されます。この表現の変化は素晴らしいです。
四楽章、この楽章でも自然で大きな表現の無い第一主題ですが、美しい響きです。第二主題は速いテンポですが、音量の変化など表現がありました。とても克明で楽器の出入りなどもとても明確で鮮明です。シャープで見通しの良い演奏です。コーダは豪快に金管が鳴って終わりました。
自然体で誇張した表現などは全く無く、作品そのものを聞かせる演奏でした。とても緻密でシャープな演奏で、楽器の動きも手に取るように分かる演奏でしたが、後年のベルリンpoとの録音のような分厚さやスケール感には僅かに及ばなかったように感じました。
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ロヴロ・フォン・マタチッチ/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
★★★★☆
一楽章、すごくゆっくりと感情のこもった第一主題。テンポの微妙な揺れもあります。強烈な盛り上がりでした。かなり激しく咆哮します。第二主題もゆっくりとしています。一つ一つ爪痕を残すような強い音です。コーダも壮大で強烈です。
二楽章、一転して柔らかくしなやかな主要主題。激しい部分はやはりかなりの激しさです。Bに入る前のワーグナーチューバはかなり厚い雲に覆われて暗い空になりました。Bはとても柔らかい表現です。主要主題が戻ってからも金管は強烈です。二度目のBは揺れるような表現で僅かに強弱の変化があります。クライマックスでもトランペットが高らかに主題を演奏しますが録音のせいで荒れた響きになります。ビブラートをかけたワーグナーチューバが歌います。
三楽章、ガツガツと一歩一歩踏みしめるような力強いスケルツォ主題。木管などの細かい動きもとても良く分かります。トゥッティは巨大なスケールです。小節の頭に重点があってとてもリズミックです。中間部はとてもゆっくりとしていてのどかです。主部が戻ると再び巨大で少し暴力的な演奏が現れます。
四楽章、リズミカルで歯切れの良い第一主題の終わりでテンポを遅めます。祈るように美しい第二主題。展開部の第一主題に呼応するトロンボーンがとても美しいです。再現部の第三主題は物凄く激しいです。コーダで遠慮なく絶叫するトランペット。
豪快にオケを鳴らした積極的な表現の演奏でした。普段聞こえない音もたくさん聞こえて新しい発見もたくさんありました。ただ、トゥッティで音が荒れる録音がとても残念でした。
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オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ベルリン
★★★★☆
一楽章、ふくよかで柔らかい響きの第一主題。自然な歌です。第二主題もうっとりとするような美しい響きです。速いテンポですが、落ち着きのある第三主題。トゥッティでも音が荒れることは無くふくよかな響きを保っています。コーダでエネルギーを解放したような壮大な演奏になりました。
二楽章、静かでしなやかな主要主題。Bはテンポが速めですが、ここでもしなやかな演奏です。何の誇張もありませんので、気が付くとどんどん音楽が通り過ぎます。クライマックスの頂点に入る前のタメなどここぞと言う所で心憎い表現があります。このクライマックスもここまで貯めてきたエネルギーを解放するような壮大なものでした。ワーグナーチューバはかなり速く進みます。ホルンに神は現れませんでした。
三楽章、ゆったりと優しい主要主題。トゥッティは巨大です。心が安らぐ中間部。
四楽章、繊細な第一主題。速めのテンポであっさりと進む第二主題。透明感があって静寂感もとても良いです。第三主題も落ち着いています。再現部の第三主題の最後は大きくテンポを落としました。やはりあっさりと進む第二主題。再現部の第一主題の弦の部分はテンポが速く金管が出る部分ではテンポが遅くなります。コーダに入って一旦大きく落としたテンポを次第に速めてクライマックスへ向かいますが、クライマックスは一楽章のコーダのようなエネルギーを開放するような演奏では無く、金管が控えめな演奏で終わりました。
ふくよかで柔らかく美しい演奏で、透明感がある弱音と、何度か殻を突き破るようなトゥッテイとの対比も見事でしたが、二楽章の最後のホルンに神を感じることができなかったのがとても残念でした。
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サー・コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団
★★★★☆
一楽章、とても静かでゆっくりと祈るような第一主題。間を取ったりテンポの動きもあります。清涼感があって美しい弦。第二主題もゆっくりでとても爽やかです。落ち着いて穏やかな第三主題。金管も透明感があって音放れの良いスッキリとした響きでとても心地良いものです。金管全開ですが、すがすがしい響きのコーダです。
二楽章、通常のアダージョではなくスケルツォになっています。この楽章もゆったりとしたテンポです。もったりすることもなく、かといって鋭くなりすぎることもなく、非常に美しい響きの演奏です。中間部もゆっくり目ですが、少し緊張感があって、解放されたような安堵感がありません。
三楽章、ここはアダージョです。ゆっくりと、ゆっくりとそして静かに流れる大河のような主要主題。白波は立たずに穏やかな表面です。Bの直前のワーグナーチューバは黒い暗雲が立ち込めるような雰囲気です。いつくしむように暖かいB。主部が戻るとやはりとてもゆっくりと感情の込められた主要主題です。柔らかく美しい弦。輝かしい金管。ブレンドされた響きはとても美しいです。シンバルが炸裂してトランペットもかなり強く演奏しますが、デイヴィスらしいジェントルなクライマックスでした。速めのテンポのワーグナーチューバ。ゆっくりと天に昇って行くホルンですが、あまり強い印象ではありません。
四楽章、弾みますが、重厚な第一主題。速いテンポで強弱の変化を付け積極的な第二主題。第三主題も激しく荒々しい表現にはならず、ここでもジェントルです。コーダは大きくテンポを落としてから加速します。トゥッティでテンポを落として壮大に終わりました。
ゆったりと落ちつてとても美しい響きの演奏でした。トゥッティでも金管が荒々しく暴走することは無く、常にジェントルな演奏でとても心地良いものでした。
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エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団
★★★★☆
一楽章、柔らかく伸びやかな第一主題。流れるような第二主題。奥行き感があって美しいトランペット。速めのテンポの第三主題。ここまで重量感は無くく軽快な演奏が続きます。展開部のチェロの旋律もとても整っていて、ここまでの印象は凄くシャープで都会的な演奏に感じます。コーダは全開で壮大な演奏でした。
二楽章、ゆったりと伸びやかで静寂感もあります。大きな表現は無く、作品に忠実な演奏です。Bは速めでやはりシャープでブルックナーらしい自然を感じさせる演奏ではありません。演奏事態は見事なアンサンブルと美しい響きなのですが、とにかく涼やかで清涼感に溢れていてブルックナーとは思えません。クライマックスでシンバルは入りませんでした。ワーグナーチューバはふくよかでとても美しいです。最後のホルンは薄くなりながら空へ神が昇って行くようでした。
三楽章、突き抜けるように鋭いトランペットのスケルツォ主題ね金管は屈託無く伸び伸びと鳴り響きます。とても整ったアンサンブルで見通しが良いです。中間部は柔らかい弦が独特の節回しで歌います。
四楽章、リズミカルな第一主題。息の入ったクラリネット。第二主題は速いテンポであっさりと演奏されます。第三主題のフレーズの終わりでテンポを少し落とします。とても充実した美しい響きです。とても良く鳴るオケです。コーダはあまりテンポが遅くなりません。最後も充実した響きで終わりました。
とても美しい充実した響きで、見事なアンサンブルで見通しの良い演奏を聞かせてくれました。感情の入り込む余地は無く、作品そのものを厳格に鳴らそうとしているようでした。ただ、その響きが鋭くブルックナーらしい響きでは無かったように感じました。
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カルロ・マリア・ジュリーニ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
★★★★
一楽章、ゆったりと伸びやかな第一主題。高音楽器に移った第一主題ではヴァイオリンの響きがとても美しい。控え目な音量から少しクレッシェンドした第二主題。とても伸びやかで広々とした空間をイメージさせるホルン。第三主題の前は大きくritしました。羽毛のようなヴァイオリンの弱音。かなり強く演奏されたコーダ。
二楽章、この楽章もすごく伸びやかで切々と歌います。(B)は安らぎに満ちた安堵感のある演奏です。音楽を大きく捉えた歌がとても心地よい演奏です。再び戻った(A)の終わりごろにはマイルドなトランペットが聞けました。6連音符に乗せられた(A)の部分では少しずつ少しずつ盛り上がり壮大なクライマックスを演出しました。荘厳な雰囲気のワーグナーテューバです。繊細なヴァイオリン。暗闇にどんどん向かって行くような音楽がホルンに救われて天に昇り終わります。
三楽章、古風な響きの冒頭のトランペット。強奏部分はかなり激しい演奏です。トロンボーンは咆哮と言っても良いような激しさです。中間部はたっぷりと歌います。戻った(A)ではトロンボーンがビーンと言う響きで耳に残る凄い存在感の演奏です。
四楽章、若干遅めのテンポで演奏される第一主題。丁寧に演奏される第二主題。力強い第三主題、金管はかなり強力です。第二主題の再現も強弱の変化がありとても良く歌っています。比較的速めのコーダ、輝かしい終結でした。
とても統制のとれた美しい演奏でした。
クラウディオ・アバド/ルツェルン・祝祭管弦楽団
★★★★
一楽章、静寂の中に細かな動きのある第一主題が提示されます。あまり表情の無い第二主題。次第にテンポを上げて躍動感のある演奏になります。弦は暖かく厚みのある響きですが、金管が入ると鋭いトランペットが目立ってとても鋭角的な響きになりますがその分パリッとしたスッキリとした切れ味になっています。輝かしいコーダでした。
二楽章、アバドの演奏なので、大きな表現はありませんが、整ったアンサンブルで切々と訴えるような演奏です。Bは速めのテンポで歌います。クライマックスはアバドにしてはかなり激しい盛り上がりでした。ワーグナーチューバには神々しさはありませんでした。最後のホルンも朗々と歌います。
三楽章、ガリガリと刻み付けるような主要主題ですが、あまり重量感はありません。ゆったりと穏やかで安らかな中間部。
四楽章、躍動感のある第一主題。静寂感のある第二主題。重量感のある第三主題。重厚で輝かしいコーダはさすがでした。
目立った表現はありませんでしたが、整ったアンサンブルで切々と訴えるような表現や重厚で輝かしいコーダは見事でした。
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セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1992年ライヴ
★★★★
一楽章、ゆっくりとしたテンポで深く感情を込めてたっぷりと歌う第一主題。非常に表現意欲の旺盛な第二主題。第三主題も豊かな表現です。厚みのある豊かな響きです。コーダではかなり思い切って金管に吹かせています。
二楽章、冒頭から良く歌います。Bに入っても音楽は軽くなりません。この遅いテンポでも整ったアンサンブルと厚みのある響きを聞かせます。波が押し寄せてくるようなクライマックス。ワーグナーチューバの後に入るホルンはかなり強く入りました。相当遅いテンポの演奏でしたが、あまり感動はしませんでした。
三楽章、小節の頭を強く演奏する弦。この楽章もかなり遅いテンポです。金管が良く間が持つなと感心します。後に録音するミュンヘンpoとのライヴよりも完成度は低いような感じがします。ミュンヘンpoの時に感じた自然な息遣いやしなやかさが感じられません。中間部もチェリビダッケの微妙な表現は再現されません。かなり剛直な感じの演奏です。
四楽章、とても躍動的な第一主題。この楽章はあまり遅くありません。第二主題に入るとテンポはぐっと落ちて祈るような演奏ですがやはりこの遅さを持て余しているような感じを受けます。第三主題はさらに遅くなります。展開部に入るとまた速めのテンポの第一主題になります。コーダはほとんどテンポを落としません。
遅いテンポの演奏ではありましたが、チェリビダッケの精神性を表現するまでには至らなかったように感じました。38年ぶりのベルリンpoと手兵のミュンヘンpoでは同じように指揮しても短期間では伝わり切らない部分も多かったのではないかと思います。
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スタニラフ・スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
★★★★
一楽章、ゆったりとしたテンポで深く歌う第一主題。ホールトーンを含んだ美しい響きです。第二主題の前のトゥッティも伸びやかで美しい響きでした。非常に抑えた音量の第二主題。コーダもゆったりと伸びやかです。トランペットがかなり強く盛り上げます。
二楽章、ゆっくりとしたテンポで感情のこもった主要主題。テンポも動きます。羽毛のような柔らかさの弱音。混沌とするBの直前のワーグナーチューバ。艶やかで豊かに歌うB。全般にトランペットは強いです。6連音符に支えられた主題は厚みのある低域の上に乗り柔らかい響きです。そしてクライマックスへ向けてトランペットが吼えますが、荒々しさはありません。葬送音楽らしいワーグナーチューバが豊かに歌います。天に上って遠ざかっていくホルン。
三楽章、とても弱い音から始まって、ここでもトゥッティでは強いトランペット。響きは溶け合いませんがかなり強いトゥッティです。下で支える音が強く柔らかい響きの中間部。
四楽章、あまり弾みませんが豊かな残響を伴って美しい第一主題。速めのテンポであっさりと進む第二主題。トランペットが入らないので、比較的大人しい第三主題。コーダもトランペットが強く最後まで音を残しました。
消え入るような弱音から、トゥッティのトランペットの炸裂まで、とても強弱の振幅の大きな演奏でした。大きな表現はありませんでしたが、残響を伴った美しい響きでした。
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サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団
★★★★
一楽章、サラッとした肌触りの弦が美しい第一主題。第二主題はとても弱い音で始まりました。テンポが遅くなります。金管はショルティ/シカゴsoにしては抑え気味です。第三主題も力が抜けた柔らかくしなやすなものです。この演奏は弱音がとても美しくいつものシカゴsoのはち切れんばかりの金管の強奏はいまのところありません。展開部のチェロの旋律も良く歌います。どっしりと地に足が付いた演奏です。一体になって動くアンサンブルの精度はさすがです。コーダはとてもゆっくりと始まり少し加速して大きな盛り上がりで終わりました。
二楽章、静かに歌う主要主題。弱音の緩やかな美しさに重点を置いている演奏のような感じがします。この楽章もとてもゆっくりとしたテンポで落ち着いた演奏です。Bはテンポの揺れも伴って豊かに歌います。自然に主部へ戻って行きます。厚みがあって豊かな弦。二度目の主部の最後の金管はシカゴsoらしい見事な咆哮でした。クライマックスも巨大なものでしたが、トランペットが軽々と鳴り過ぎているようで、浅い感じがしました。たっぷりと歌うワーグナーチューバ。最後のホルンに神は現れませんでした。
三楽章、ゆったりとしたテンポでビーンと鳴る金管。中間部はさらに遅く安らかな演奏ですが感情のこもった歌です。屈託無く鳴り響く金管はとても気持ち良いものです。
四楽章、落ち着いていてあまり弾まない第一主題。深く語りかけてくるような第二主題。活発な動きのある第三主題。展開部は軽く弾む演奏でした。再現部に入って第三主題は重量感のある演奏になります。軽々と鳴り響く金管はやはりこの演奏の魅力になります。ゆっくりとしたテンポからどんどん加速して充実した響きでコーダを終えました。
軽々と鳴り響く金管がとても気持ちよく、弱音にもとても神経を使った演奏でダイナミックの幅も大きい演奏でした。また、アンサンブルの精度も見事なものでしたが、何故か統一感が無かったような感じがしました。
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